院長挨拶
病院紹介
臨床研修医募集
2018年度(平成30年度)開始の新専門医制度に基づいた専攻医の募集をいたします
外来のご案内
外来診療担当表 診療支援部門の紹介 休診のご案内 救急診療について
入院・面会のご案内
お見舞いの方へ
健康診断をご希望の方へ
交通のご案内
お問い合わせ先
お産される方へ
リプロダクションセンター
周産期母子医療センター
糖尿病センター
消化器・肛門疾患センター
内視鏡検査室
リハビリセンター
医療・福祉相談をご希望の方へ
患者様の権利と責任
輸血方針について
診療実績・臨床指標
契約情報
調達情報
情報公開
バリアフリー情報
個人情報保護方針

栄養管理室

e001

1.栄養管理

 入院患者さん全員の栄養状態を把握し、適切な栄養管理をいたします。
入院中の食事調整(食事量・形態・アレルギー等)の依頼や入院中や外来で栄養指導を行っています。
指導を希望される患者さんは主治医・看護師・管理栄養士にご相談ください。

2.栄養サポートチーム

 栄養改善による早期治癒や症状の軽減を目指して、栄養サポートチーム(NST)活動を積極的に行っています。
これは各医療スタッフが専門知識を持ち寄り、個々の患者さんに対して必要な栄養や栄養の摂り方などを検討し提案するものです。
これにより褥瘡(床ずれ)の解消やお口から食べることが出来なかった方が食べられるようになったり、患者さん本人やご家族の喜びにもつながるなど良い結果が実証されています。

3.患者さんに喜ばれる食事の提供

 病院、介護老人保健施設の地下一階にある厨房では、患者さん、入所者さんの食事を調理しており、
1日の食数は約1100~1200食にもなります。その一食一食に真心を込めた食事づくりを心掛けています。

主に県内の食品卸業者から鮮度や質の良い食材を選んで仕入れています。

①お米は国内産の特Aランク・一等米の品種のみから厳選しており、令和元年11月の天皇即位の儀式、大嘗祭にて天皇家に献上された栃木県産のブランド米「とちぎの星」を使用しています。

②生鮮野菜は季節に合わせて産地を変え、なるべく旬のものを使用します
※時期によって入手が難しい野菜等は旬の季節に収穫・加工された冷凍野菜を使用する場合がございます。

③生鮮食肉は前橋市内の食肉工場で精肉されたものを中心に使用しています。 

④温冷配膳車を用いて温かいものは温かく、冷たいものは冷たく提供しています。温冷配膳車は温かい料理を65℃以上、冷たい料理を4℃以下に保つことで雑菌の繁殖を抑えて衛生的に美味しく食事提供を行うことができます。

⑥医師・管理栄養士が毎日「味見」「検食」を行い食事内容を見直します。

⑦嗜好調査を実施して患者さんの声を食事の改善に活かします。


4.当院で提供している食事の例

①常食

常食は特に食事に制限のない方向けの普通のお食事です。
なるべくご家庭の味に近く、食べ飽きないよう様々なメニューをご用意しています。
もちろん健康にも配慮して栄養バランスの取れた内容になっています。

 e002  e003

写真左)一口カツを乗せたカツカレー
写真右)野菜たっぷりの味噌ラーメン、麺は食べる直前にスープに入れる袋麺なので茹で伸びせずに出来立ての味を楽しめます。

②エネルギーコントロール食

 高血圧、脂質異常症、糖尿病などエネルギー量や塩分量などに制限のある方向けのお食事です。やや薄味、脂分控えめのメニューで一人一人の必要エネルギー量に合わせた最適な食事量で提供いたします。
牛乳や出汁の旨味を生かして塩分を抑えることで塩分量を抑えつつカレーやラーメンなどのメニューも提供しています。 

 e004  e005

写真左)塩分と油分を控えて牛乳の旨味を足した減塩カレー
写真右)当院の減塩ラーメンがTBSの医療バラエティ番組「名医のTHE太鼓判」にて紹介されました。(2019年2月25日放送)

③ソフト食・キザミ食・嚥下困難食

 噛む力、飲み込む力が弱っている患者さん向けに食べやすく、飲み込みやすい食事をお作りします。ソフト食は素材の形を保ったまま舌や歯ぐきでもつぶせるやわらかめのお食事です。

e006  e007

写真左)キザミ食はフードプロセッサーで細かく刻んだお食事です。
写真右)嚥下困難食は嚥下機能(飲み込む力)に配慮して口の中で食塊を作りやすいようにミキサーにかけた食品をゼリー状やトロミ状に加工したお食事です。

④串食とおにぎり 

 利き手が使えなかったり、起き上がることができない方がご自分の手でお食事を食べやすいようにおかずに串をさし、主食をおにぎりにしてお出ししています。

e008

⑤MCTオイルを活用した食事

 身体の中に吸収された際にエネルギーとして変換されやすく体脂肪として残りにくい中鎖脂肪酸(MCT)を病院食に活用しています。低栄養の方の栄養補給や、油分の摂取に制限のある方の食事などに活用されています。

⑥乳和食(牛乳の旨味成分を生かした高栄養・低塩分食)

 日本栄養士会が推奨する「乳和食」の考えを参考にして牛乳の中に含まれる旨味成分であるアミノ酸を活用することで塩分を控えて美味しく食べられるお料理になります。
また、たんぱく質やカルシウム、ビタミン群を強化できるので低栄養の予防にもつながります。

 

『栄養療法ネットワーク前橋』

 e009

 群馬中央病院 別館2階大会議室にて毎月第2水曜日に行われている合同勉強会です。
県内の医療、福祉、行政、民間、学生、患者様やご家族様など職種や所属先の垣根を越えて誰でも参加可能な合同勉強会を行いお互いに知識を高めあい、それぞれの専門性や経験から意見交換を行っています。
栄養管理室は事務局として各参加者との連絡や会場の設営などに関わっています。

栄養療法ネットワークにはどなたでもご参加可能です。
ご興味がありましたらぜひお気軽にご参加ください。

Facebookから勉強会のスケジュールなどの情報を公開しています。
https://www.facebook.com/maebashi.eiyou.network

『管理栄養士が所有している資格など』

 日本臨床栄養代謝学会認定資格
・栄養サポートチーム専門療法士
・摂食嚥下専門療法士
・がん専門療法士

日本病態栄養学会認定資格
・がん病態栄養専門管理栄養士
・病態栄養認定管理栄養士

日本栄養経営実践協会認定資格
・栄養経営士

日本栄養士会認定資格
・食物アレルギー栄養士(給食管理分野)

日本糖尿病療養指導士認定機構
・糖尿病専門療法士

公益社団法人日本フードスペシャリスト協会
・フードスペシャリスト

『リンク先 関連組織・学会など』

日本栄養士会
https://www.dietitian.or.jp/

群馬県栄養士会
http://www.gunma-eiyou.jp/

当院の管理栄養士は全員が日本栄養士会に所属しています。

 

日本臨床栄養代謝学会
https://www.jspen.or.jp/

特定非営利活動法人 日本栄養改善学会
http://jsnd.jp/

一般社団法人 日本病態栄養学会
https://www.eiyou.or.jp/

一般社団法人 日本栄養経営実践協会
http://www.nutrition-management.jp/

当院の管理栄養士は定期的に各学会に参加し、研究成果の発表や
最新情報の収集を行うことで日々の栄養管理業務に役立てています。

 
PageTop