食道外科

診療・各部門

当科では、良性疾患(食道裂孔ヘルニア、食道アカラシア)、悪性腫瘍など様々な食道疾患に対する診療を行っています。手術が必要な食道疾患のうち多くは、悪性腫瘍である食道がんです。

 

【当科における食道がん治療方針】食道がんの根治性を第一に考えながら、より安全で低侵襲となることを目指して、胸腔鏡手術に積極的に取り組んでいます。食道がんに対する定型手術は胸部食道全摘術、胃管再建術です。ただし、がんの進行度や併存疾患の状態などによっては、胸腔鏡手術が勧められない場合もあります。その場合の開胸手術でも同様に安全で根治が目指せるよう、特に高度進行食道がんにおいては術前・術後化学療法および放射線治療を組み合わせた集学的治療を行っています。放射線治療に関しては、群馬大学附属病院外科診療センターと連携して治療にあたらせていただいております。ひとりでも多くの患者さんが根治となることを目指し、それぞれの患者さんの病状に合わせた治療を提供できるよう、日々診療にあたっています。。