膝スポーツ人工関節センター

診療・各部門

当院ではこれまで長い間、子どもからご高齢の方まで、膝関節のけがや病気でお困りの患者さんの治療を行ってきました。
その中で培った豊富な経験と技術を活かし、地域の皆さまにとって信頼いただける医療機関であり続けることを目指しています。
このたび、さらに質の高い医療を提供し、膝の痛みや不安を抱える患者さんに安心して当院をご利用いただくために
2025年に「膝スポーツ人工関節センター」を新設しました。

・センター長 寺内正紀
・副センター長 畑山和久 野仲聡志

もくじ

① 前十字靱帯(ACL)損傷
② 半月板損傷
③ 離断性骨軟骨炎
④ 変形性膝関節症(OA)
⑤ 骨壊死症(ON)
⑥ 膝関節周囲骨折
⑦ 充実したリハビリテーション
⑧ 再生医療(2025年導入予定、保険適応外)
⑨ 手術件数
⑩ 業績(英文雑誌に掲載された論文)

当院で特に診察する頻度の高い怪我や疾患、手術治療について解説します。

① 前十字靱帯(ACL)損傷

 ACLは膝関節内で大腿骨と脛骨をつなぎ、膝の安定性を得る重要な靱帯です。
しかし、切り返し動作やジャンプ動作の着地、柔道の投げ技、ラグビーのタックルなどスポーツ中の動作で損傷(断裂)することがあります。
ACL損傷は保存的治療での治癒が難しく、膝の不安定性が続くことでパフォーマンスの低下を招きます。
また放置すると半月板や軟骨に損傷を生じ、将来的に関節の変形や痛みなどの問題が起こるリスクがあるため、早期の手術加療(靱帯再建術)をお勧めしています。

・ACL再建術
 ACL再建術は関節鏡を用いた専門的な手術です。当院では経験豊富な専門医がいるため、安心して治療を受けていただけます。
手術では骨付き膝蓋腱もしく膝屈筋腱を採取し再建用の靱帯として使用します。
損傷したACLを切除した後、もともと靱帯が付着していた場所に正確に骨孔を作成します。
この骨孔に再建靱帯を通し、大腿骨、脛骨に金属の固定具でしっかりと固定します。

 ACL再建時には半月板損傷を伴うことがよくありますが、多くの場合、修復が可能です。再建手術の際に同時に半月板を修復することで、膝関節の安定性やクッション作用を取り戻したいと考えています。

術後のリハビリと回復スケジュール

・術後1週間:膝を固定し痛みや腫れの改善に努めます。基礎的な筋力訓練は行います。
・術後1週以降:膝の曲げ伸ばし練習や歩行練習を開始します。
・術後2週以降:サポーターに変更し、3週で松葉杖を使用せず歩けるようリハビリを進めます。
半月板損傷を伴う場合は、損傷の形態に応じてリハビリプログラムを調整します。
術後回復にはリハビリが重要であり、術後2週から3週間入院いただくことを推奨しますが、個別相談しながら入院期間は決めています。
退院後は当院もしくは患者さんの通いやすいクリニックでリハビリを継続します。筋力の回復を見ながら術後3~4か月でジョギング、5か月でダッシュを許可し、スポーツ競技特性を考慮しながら6か月~8カ月で段階的にスポーツ活動を参加してもらいます。8~10カ月での完全復帰が目標となります。

② 半月板損傷

 半月板は膝関節の内側と外側に1つずつ存在する線維軟骨でできた組織であり、膝の安定性を保ち衝撃を吸収する大変重要な役割を果たしています。
スポーツ中の動作や立ち上がり動作、加齢などが原因となって損傷(断裂)することがあります。
 半月板が損傷すると、痛みや膝に水がたまる、関節の動きが制限される、膝がぬけるような感覚、膝の中でひっかかるような感覚があるなどの症状が出現します。また半月板の衝撃を吸収する能力が低下するため、膝関節の軟骨が損傷し、将来的に変形性膝関節症が進行するリスクがあります。

A. 半月板修復術
 損傷した半月板を縫合して修復し、その機能を温存する手術です。近年、以前は治癒が難しいとされた損傷にも対応できる術式が開発され、良好な結果が得られるようになっています。一方で半月板は血流が乏しいため治癒能力が低い組織であり、損傷部位や損傷の程度、変性の程度によっては治癒が難しい場合もあります。その場合は修復術を行っても症状が改善せず、再手術が必要となる可能性が高いため、切除術を選択せざるを得ないことがあります。

術後のリハビリと回復スケジュール

 術後は固定具(ハイブリッドシーネ)を使用して膝を固定します。リハビリの進め方は半月板損傷の形態(縦断裂、横断裂、水平断裂など)や修復方法によって異なります。
・術後2~4週:膝の曲げ伸ばし練習や松葉杖での歩行訓練を開始します。
・固定具の使用は3~5週間、松葉杖は4~8週間程度が目安です。
リハビリプログラムを守りながら自宅で生活できるようになれば退院許可します。
退院後も当院もしくは患者さんの通いやすいクリニックでの通院リハビリをお勧めします。
術後3~4か月が経過し痛みがなく、水がたまることがなければ筋力の回復をみてジョギングを許可します。
順調に経過すれば術後5~6か月でスポーツ復帰を許可します。

B.半月板切除術

 関節鏡を用いて損傷した半月板を最小限切除します。損傷のない部分はできる限り温存します。

術後のリハビリと回復スケジュール

・手術翌日から膝の曲げ伸ばし練習や歩行訓練を開始します。
・通常、手術翌日もしくは数日で退院が可能です。
退院後も当院もしくは患者さんの通いやすいクリニックでの通院リハビリをお勧めします。
術後2か月を目安に痛みがなく、水がたまることがなければ筋力の回復をみてジョギングを許可します。
順調に経過すれば術後3か月でスポーツ復帰を許可します。

③ 離断性骨軟骨炎

成長期の子どもや若者に多くみられる膝関節の病気です。成長の過程では、関節を形成する骨の表面に厚い軟骨層が存在し、これが徐々に骨化していくことで関節が完成します。
しかし、成長期には軟骨層がまだ十分に骨化しておらず、激しいスポーツ活動や関節への強い負荷が繰り返されることでその厚い軟骨層に亀裂を生じることがあります。
その亀裂が成長の過程で治癒せず骨化がすすまないと、徐々に病変部の不安定性が出現するようになり、症状が出現します。

初期は通常強い痛みでないことが多いですが、運動時や運動後の痛みを自覚されます。
進行すると病変部が不安定となり、水がたまる、痛みが悪化する、関節内でひっかかり感がある、などの症状が出現します。
放置すると最終的に関節内に骨軟骨片が剥がれ落ち、関節内で遊離体となります。

離断性骨軟骨炎は、早期発見と適切な治療選択が重要です。早期に見つかれば安静や運動制限などの保存的治療によって自然治癒できることもあります。
一方で病期が進行している場合や、保存的治療が無効な場合、手術治療を検討します。
患者さんの状態や病気に応じて以下の手術治療の中から最適な方法を選択します。

A.ドリリング(骨穿孔術)

病気の主因は軟骨層を保持し栄養を供給する軟骨下骨部にあります。この場所に亀裂や硬化がみられるものの病変部が安定している方に行う治療です。
この治療は関節鏡視下に行いますが、細いワイヤーで病変部に小さな穴を開け、病変部に血流を再開させることで治癒能力を高めます。比較的早期の病期の方に適した治療法です。

B.内固定術

病期が進行し、病変の不安定性がみられる場合に行う治療法です。自分の骨を利用して作成した骨釘を使用し、病変部をしっかりと固定します。
優れた方法であり、当院では積極的に取り入れています。

C.骨軟骨移植術

病期がさらに進行し、病変部の骨軟骨片が遊離し、その骨軟骨片の変性が進み再利用が困難なときに行う治療法です。
この場合、膝関節内で比較的使用されていない部分から骨軟骨柱を採取し、病変部に移植して関節面を再形成します。
また遊離した骨軟骨片が再利用可能と判断される場合には、遊離した骨軟骨片を骨軟骨柱を用いて固定することもあります。

術後のリハビリと回復スケジュール

手術後のリハビリは手術方法によって異なりますので、詳細は外来でお話ししたいと思います。
スポーツ活動の再開には3か月~6か月程度の期間が必要です。適切なリハビリと経過観察を行いながら、安全な復帰を目指します。

④ 変形性膝関節症(OA)

主に加齢(老化)を原因として膝の関節軟骨がすり減る病気であり、初期では立ち上がり動作時の痛みや腫れ(関節水腫)を伴うことが多いです。
進行すると関節軟骨が完全にすり減り、骨同士が直接ぶつかり合うようになり、痛みが強くなります。
O脚変形(まれにX脚変形)が進行し、膝の曲げ伸ばしも制限されるようになります。
痛みが強くなり、長時間歩くことや階段の上り下りが困難となり、旅行や趣味などの活動を控えるようになる方も少なくありません。

当院では病気の進行度や患者さんの状態、希望に応じて、以下のような手術治療を行っています。

A. 人工膝関節置換術

膝の痛みや変形が進行し、日常生活に支障をきたす場合、人工膝関節置換術が効果的な治療法となります。
この手術では、変形や損傷した膝関節の部分を取り除き、金属とポリエチレンで作られた人工関節に置き換えます。
これによって痛みが軽減し、日常生活をより快適に過ごすことができるようになります。

人工膝関節置換術には以下の2つの方法があります。

a. 全置換術(TKA: Total Knee Arthroplasty)

膝全体を人工関節に置き換える手術です。膝の変形が強い方、可動域が不良な方が適応となります。
変形矯正能力が強いため、進行した変形にも対応可能です。術後の膝の可動域は術前の可動域に大きく影響されますが、通常術後120~130度程度曲げることが可能です。

b. 部分置換術(UKA:Unicompartmental Knee Arthroplasty)

変形が膝の内側または外側に限局し、靱帯の機能に問題ない方、可動域が良好な方が適応となります。
TKAに比べて低侵襲であり、早期回復が期待できます。また、膝関節のすべての靱帯を温存でき、より正常な膝の動きが残り、術前と同じレベルの可動域がえられます。
正座が可能な場合もあります。一方で変形矯正力は高くないため、変形性膝関節症に対する適応は慎重に判断する必要があります。

✓ 術後疼痛管理

患者さんの苦痛をできるだけとりたいとの思いから、術後疼痛管理にも力を入れており、麻酔科専門医が執刀前に神経ブロックを施行し、さらに術後炎症を抑える目的で執刀医が術中関節周囲に局所麻酔薬とステロイドの注入を行い、良好な除痛効果が得られています。
また、当院はTKA、UKAともに手術見学対象施設であり、全国各地から手術を学びたい熱心な整形外科医に手術の指導も行っています。

術後のリハビリと回復スケジュール

手術翌日から膝の曲げ伸ばし訓練や歩行訓練を開始し、トイレにも歩いていきます。
TKAは3~5週程度、UKAは2~4週間程度で自宅で生活できるレベルまで回復し退院できる方がほとんどです。

✓ 人工膝関節置換術が適しているのはこんな方
  ・膝の痛みが強く、日常生活に支障がある。
  ・痛み止めや注射などの保存的治療で効果が得られない。
  ・変形が進行し、膝が不安定になっている。

✓ 手術で期待できること
 手術をうけた多くの患者さんが以下のような効果を実感しています
  ・痛みが軽減し、歩くことや階段の昇り降りが楽になる。
  ・日常生活や趣味、旅行を楽しめるようになる。

✓ よくあるご質問
 Q . 手術した膝をついてもいいですか?
  A . はい、問題ありません。当院では入院中から膝をついて立ち上がる練習を行っています。
 Q . 運動してもいいですか?
  A . ゴルフ、テニス、卓球、ハイキング、ウォーキングなどの運動は健康維持のためにも推奨しています。
    ただし、マラソンやサッカー、バスケットボールなどの激しい運動を希望される場合は主治医にご相談ください。
 Q . 医療費はどのくらいかかりますか?
  A . 高額医療制度が適用されるため、通常1カ月あたりの自己負担額は約10万円程度です(所得によって異なります)。

B. 骨切り手術

脛骨または大腿骨を骨切りし、膝の変形を矯正してプレートで固定する手術です。
この手術により、膝関節の負荷を分散させ、痛みを軽減することができます。
特に、O脚(内反変形)の場合には、すこしX脚(外反)に矯正することで内側の軟骨や骨への負荷を軽減することが可能です。

術後のリハビリと回復スケジュール

術後は痛みや腫れを落ち着かせるため1週程度外固定し、基礎的な筋力訓練を行います。
その後膝の曲げ伸ばし訓練を開始し、2週から松葉杖を使用しながら歩行訓練を開始し、4週で松葉杖を使用せず歩行訓練を開始します。
退院時期は患者さんの希望にあわせて個別に決定します。

✓ 骨切り手術が適しているのはこんな方
  ・膝の変形が強くない方。
  ・膝の内側または外側の軟骨が摩耗しているが、完全に消失していない。
  ・自分の関節を温存したいと考えている。

 注意点
  軟骨が完全に消失した高度変形膝について除痛効果にばらつきがみられます。また一般的に痛みが取れるまでの期間は人工膝関節手術後より長い傾向があります。

 メリット
  自分の関節を温存するため、骨が癒合し、筋力が十分回復すれば、スポーツ活動への制限がなくなります。

⑤ 骨壊死症(ON)

以前は骨髄内の血行障害が原因とされていましたが、現在では軟骨下骨部の骨折(不顕性骨折)が主な原因と考えられています。
そのため骨粗鬆症による骨の脆弱性が関係することもあります。
最も大きな要因は半月板損傷によって荷重分散機能が低下することによる、関節への急激な負担増加であり、これによって骨折を生じることが少なくありません。
初期から非常に強い痛み(足がつけないほど)があるのが特徴的ですが、初期ではレントゲンで異常がみられないので注意が必要です。
初期の診断にはMRI検査がとても有効です。無理をつづけていると夜間痛が悪化し、夜眠れない方もいます。
疼痛の強い方、改善が見られない方は手術をお勧めしますが、UKAで対応可能であることが多いです。

⑥ 膝関節周囲骨折

膝関節専門医として骨折形態にあわせた展開、内固定方法に習熟しており、専門的な手術加療が必要という理由で他院から加療を依頼されることも多く、積極的に受け入れています。

⑦ 充実したリハビリテーション

スポーツ復帰や十分な機能回復のために、手術前から手術後、そして外来通院まで専門性をもった理学療法士がしっかりとサポートします。

⑧ 再生医療(2025年導入予定、保険適応外)

損傷を受けた骨や軟骨、筋肉、靭帯などを、自然な形で修復・再生する最先端の治療法です。
従来の手術やリハビリでは治療が難しかった損傷に対しても新たな可能性をもたらすと言われており、スポーツへの早期復帰や手術の代替治療として期待されています。
当院では患者さん本人の血液から組織の修復成分を濃縮して取り出し、患部に注入するPFC-FD 2.0(セルソース株式会社)を2025年より導入予定です。

 メリット
  ・自己治癒力を高める
   患者さん自身の細胞や血液を活用することで、副作用のリスクを最小限に抑えた治療です。
  ・手術の負担を軽減
   再生医療は侵襲性が低い治療法であり、日帰り治療となります。

 どんな症状に適応される?
  ・変形性関節症
  ・半月板損傷
  ・靭帯の損傷
  ・骨折の治癒遅延・偽関節
  ・スポーツによる腱や筋肉の損傷

 再生医療の流れ
  ・診察
   再生医療の希望がある方に対して治療の詳細について説明します。
  ・細胞採取・培養
   血液を採取し、専門施設で培養・処理します。処理には3週間ほどかかります。
  ・治療(薬液の注入など)
   患部に薬液を注入し、再生プロセスを促進します。
  ・フォローアップ
   治療後の効果について判定するため経過をみさせていただきます。
   スポーツへの早期復帰を目指す方、手術以外の治療を希望される方にお勧めします。

⑨ 手術件数

十字靭帯再建半月板切除半月板縫合TKAUKA
2020年31573119160
2021年54665021949
2022年54634920654
2023年54453623032
2024年56606520940

⑩ 業績(英文雑誌に掲載された論文)

2024年

1. Nonaka S, Hatayama K, Tokunaga S, Kakiage H, Hirasawa S, Terauchi M, Chikuda H. Diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging in 120° flexed-knee position for detecting and classifying meniscal ramp lesion. Am J Sports Med. 2024;52:3602-3610.

2. Saitsu A, Takahashi T, Kakiage H, Hatayama K, Kubo T, Matsumoto Y, Takeshita K. Effects of an untreated medial meniscal ramp lesion on histological degeneration findings of the medial meniscus: A study in a porcine anterior cruciate ligament reconstruction model. J Exp Orthop. 2024 Jul 24; 11:e70027.

3. Nonaka K, Hatayama K, Kakiage H, Hashimoto S, Terauchi M, Chikuda H. Posterior displacement of meniscal ramp lesion is observed on flexed knee MRIs of ACL deficient knees. Arthroscopy. 2024;40:879-886.

4. Kakiage H, Hatayama K, Terauchi M, Oshima A, Hashimoto S, Chikuda H. Comparison of intravenous and periarticular administration of dexamethasone in total knee arthroplasty. Journal of Joint Surgery and Research. 2024;2:136-140.

5. Takahashi T, Hatayama K, Nishino M, Hai H, Yamada Y, Suzuki K, Takeshita K. Comparison of postoperative clinical outcome in medial-pivot and gradually reducing radius design cruciate-retaining total knee arthroplasty. multicenter analysis of propensity-matched cohorts. J Exp Orthop. 2024 Jan 19; 11(1):e12002.

2023年

1. Takahashi T, Hatayama K, Ae R, Saito T, Handa M, Kimura Y, Takeshita K. Association between intraoperative findings and postoperative knee range motion after cruciate-retaining total knee arthroplasty. Technol Health Care. 2023 Nov 9. doi: 10.1186/s12891-022-05048-8 

2. Takazawa T, Horiuchi T, Okihara M, Nagumo K, Tomioka A, Ideno Y, Hayashi K, Yashima H, Araki T, Hatayama K, Terauchi M, Ikeda Y, Saito S. Prevention of postoperative cognitive dysfunction by minocycline in elderly patients after total knee arthroplasty: A randomized double-blind placebo-controlled clinical trial. Anesthesiology. 2023;138:172-183

2022年

1. Kurihara S, Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Higuchi H, Chikuda H, Large reduction in postoperative posterior tibial slope risks anterior collapse of the tibial component in fixed-bearing unicompartmental knee arthroplasty. Arthroplasty Today. 2022,17:9-15

2. Ohshima A, Hatayama K, Terauchi M, Kakiage H, Hashimoto S, Chikuda H. The comparison of dexamethasone and triamcinolone periarticular administration in total knee arthroplasty: retrospective cohort study. BMC Musculoskelet Disord. 2022,23:120

2021年

1. Matsumoto Y, Takahashi T, Hatayama K, Kubo T, Higuchi H, Kimura M, Takeshita K. Medial meniscal ramp lesion repair concomitant with anterior cruciate ligament reconstruction did not contribute to better anterior knee stability and structural properties after cyclic loading: A porcine model. Arthrosc Sports Med Rehabil. 2021;3:e1967-e1973.

2. Hashimoto S, Terauchi M, Hatayama K, Ohsawa T, Omodaka T, Chikuda H. Medial meniscus extrusion as a predictor for a poor prognosis in patients with spontaneous osteonecrosis of the knee. The Knee. 2021;31:164-171.

3. Hagiwara K, Terauchi M, Hatayama K, Yanagisawa S, Kimura M. Sagittal inclination angle of graft is associated with knee stability after anatomic anterior cruciate ligament reconstruction. Arthroscopy. 2021;37:2533-2541.

4. Hatayama K, Terauchi M, Oshima A, Kakiage H, Ikeda K, Higuchi H. Comparison between intravenous administration and periarticular injection of corticosteroid in total knee arthroplasty: A prospective, randomized, controlled study. J Bone Joint Surg Am. 2021;103:319-325.

2020年

1. Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Takase R, Higuchi H. Healing status of the meniscal ramp lesion affects anterior knee stability after ACL reconstruction. Orthop J Sports Med. 2020 May 11;8(5):2325967120917674.grip strength can be a predictor of stair ascent and descent ability after total knee arthroplasty in female patients. J Orthop Sci. 2020;25:167-172.

2.Hashimoto S, Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Higuchi H, Chikuda H. Preoperative hand-grip strength can be a predictor of stair ascent and descent ability after total knee arthroplasty in female patients. J Orthop Sci. 2020;25:167-172.

2019年

1.Hashimoto S, Terauchi M, Hatayama K, Saito K, Chikuda H. Younger patients with high varus malalignment of the contralateral knee may be candidates for simultaneous bilateral total knee arthroplasty. Knee Surg Sports Traumatol Arthrosc. 2019;27:2173-2180.

2018年

1.Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Aoki J, Nonaka S, Higuchi H. Magnetic resonance imaging diagnosis of medial meniscal ramp lesions in patients with anterior cruciate ligament injuries. Arthroscopy. 2018;34:1631-1637.

2.Hatayama K, Terauchi M, Hashimoto S, Saito K, Higuchi H. Factors associated with posterior cruciate ligament tightness during cruciate-retaining total knee arthroplasty. J Arthroplasty. 2018;33:1389-1393.

2017年

1.Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Higuchi H. Does residual varus alignment cause increasing varus laxity at a minimum of five year after total knee arthroplasty? J Arthroplasty. 2017;32:1808-1813.

2.Hatayama K, Terauchi M. Rapid meniscal degeneration after arthroscopic saucerization for discoid lateral meniscus without tear. A case report. Ann Sports Med Res. 2017:4:1105.

2016年

1.Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Hagiwara K, Higuchi H. Tibial tubercle in valgus osteoarthritic knees is more laterally positioned than in varus knees. J Arthroplasty. 2016;31:2303-2307.

2015年

1.Saito K, Hatayama K, Terauchi M, Hagiwara K, Higuchi H, Takagishi K. Clinical outcome after anatomic double-bundle anterior cruciate ligament reconstruction: Comparison of extreme knee hyperextension and normal to mild knee hyperextension. Arthroscopy. 2015;31:1310-1317.

2014年

1.Hatayama K, Terauchi M, Yanagisawa S, Takagishi K. Histological evidence of successful internal fixation for traumatic chondral fracture of the femoral groove. AP-SMART. 2014;1:106-111.

2013年

1.Hatayama K, Terauchi M, Saito K, Higuchi H, Yanagisawa S, Takagishi K. The importance of Tibial Tunnel Placement in Anatomic Double-Bundle Anterior Cruciate Ligament Reconstruction. Arthroscopy. 2013;29:1072-1078.

2011年

1.Hatayama K, Terauchi M, Higuchi H, Yanagisawa S, Saito K, Takagishi K. Relationship between femoral component rotation and total knee flexion gap balance on modified axial radiographs. J Arthroplasty. 2011; 26: 649-653.

2.Terauchi M, Hatayama K, Yanagisawa S, Saito K, Takagishi K. Sagittal alignment of the knee and its relationship to noncontact anterior cruciate ligament injuries. Am J Sport Med. 2011;39:1090-1094.

当院では、最新の技術とともに経験豊富な医師が手術を行い、患者さん一人ひとりに合った治療を提供します。
そして診療レベルの維持、向上を目指し続け、地域の皆様により質の高い医療を提供したいと考えています。
当院は地域連携病院であり、かかりつけ医(整形外科以外でも問題ありません)から紹介状をお持ちいただくことをお勧めします。
膝の不調や痛み、スポーツ復帰でお悩みの方はぜひご相談ください。予約・問い合わせは以下の電話番号にご連絡ください。
                                       電話番号 027-221-8165(代表)