平成30年度 群馬中央病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

1.年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 1510 224 265 541 468 380 862 1269 995 304

当院は、質の高い医療を幅広い年齢層の患者様に提供をしております。
高齢化の影響で60歳以上の患者様が多く治療をされておりますが、10歳未満の患者様も全体の25%を占めております。
また、30代の患者様も多く、年間分娩数は623例となっております。
産婦人科と小児科が連携し、新生児の治療をおこなっております。

2.診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、
下気道感染症(その他) 定義副傷病 なし
226 6.77 6.19 0.44 1  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎
手術・処置等2 なし
153 6.44 6.14 0.65 2.19  
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害
(出生時体重2500g以上) 手術なし
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
134 8.17 6.17 1.49 0  
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1 あり 131 1.02 2.14 0 2.33  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし 87 6.44 6.62 0 2.47  

小児科では、呼吸器疾患(喘息、肺炎等)の患者様が多く治療を受けられます。当院では産婦人科もあり出生後の患者様(新生児)も多く、医療体制は充実しております。
新生児部門と産科で連絡を密にし、1000g以下の低体重出生時や様々な病気の新生児を治療しております。
また、この他には食物アレルギーの患者様に対して行う、食物負荷試験や腎疾患・神経系疾患(てんかん等)・循環器疾患(川崎病等)などの治療を受けられております。

外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 手術なし
手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし
111 3.27 4.41 0 71.77  
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 95 5.16 4.96 1.05 66.48  
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし
手術・処置等2 6あり 定義副傷病 なし
93 3.01 4.33 0 60.82  
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし
手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし
定義副傷病 なし
56 9.66 8.95 0 72.61  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術
全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等
手術・処置等1 なし 手術・処置等2 なし
定義副傷病 なし
51 14 15.3 0 72.18  

外科では、術後の化学療法を行う患者様が多く治療を受けられております。これは、胃がん、大腸がんなどの消化器がんに対する手術を受ける患者様が多いためです。
急性虫垂炎、鼠径ヘルニアや校門疾患等の一般外科領域の手術も行っております。
救急医療は地域の病診連携を軸に、主に二次救急(特に腹部救急疾患など)を担っております。
胆石症の他、胃や大腸の疾患に対しして腹腔鏡手術を行っております。

内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等
手術・処置等1 なし、1,2あり
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
108 4.34 4.47 0.93 68.68  
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし
手術・処置等1 2あり 手術・処置等2 なし
定義副傷病 なし
59 5.47 3.15 0 73.59  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1 なし
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
46 26.33 17.66 15.22 84.83  
0400801499x002 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上) 手術なし
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
A-DROP スコア2
38 20.47 15.17 5.26 86.08  
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし
手術・処置等1 1あり 手術・処置等2 なし
定義副傷病 なし
34 3.18 3.01 0 69.47  

内科では、循環器系疾患(狭心症等)の患者様が多く治療を受けられております。
また、呼吸器系疾患(誤嚥性肺炎含む)においては多くの高齢者の患者様が治療を受けられております。
循環器内科では狭心症・心筋梗塞といった虚血性心疾患に対して冠動脈CT、カテーテル検査、治療をおこなっております。
治療に関しては、カテーテル検査による形態学的狭窄だけでなく、FFR(冠血流予備量比)やIVUS(血管内超音波)といった様々の検査法を使用しながら方針を決定しています。
在院日数は全国平均となっております。

産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 91 12.07 9.7 0 35.46  
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(腟部)切除術等
手術・処置等2 なし
70 4.96 3.2 0 43.07  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 63 12.52 9.87 0 43.22  
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む。)
腹腔鏡によるもの等
44 8.32 6.28 0 40.75  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2 なし 42 21.17 19.69 16.67 32.21  

最も多い疾患は、産科疾患となり、予定の帝王切開等になります。
年間分娩件数は623例となっております。
次いで、子宮頸部の悪性腫瘍の手術、子宮筋腫や子宮内膜症などに対して行われる「子宮全摘術」になります。
当院は地域周産期母子医療センターに指定され、重篤な合併症を有する妊婦さんや切迫早産に対し24時間体制で受け入れ、小児科と連携し、母体・胎児新生児の集中的治療を行っております。

整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 175 29.89 24.26 1.14 74.01  
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 70 38.74 26.3 17.14 81.04  
160620xx01xxxx 肘、膝の外傷(スポーツ障害等を含む。) 腱縫合術等 48 20.25 14.27 0 27.67  
160690xx99xx0x 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし
定義副傷病 なし
44 32.77 19.61 11.36 78.27  
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり 22 20.18 15.83 0 50.18  

最も多いのがひざ関節の整形外科的疾患、特に変形性膝関節症に対する関節形成術や人工関節置換術です。
高齢者に多い疾患で、人工関節による手術を行い早期のリハビリを開始しております。
手術後は自宅で生活できるように当院でリハビリを行い、退院準備を整えてから退院されております。
次いで大腿骨頸部骨折が多くなっております。こちらも高齢者の方に多い疾患で全身状態に問題がなければ手術の適応になります。
術後、早期のリハビリが開始されております。

消化器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)
内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 定義副傷病 なし
79 4 2.67 0 67.06  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
66 10.44 10.08 3.03 79.36  
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術
手術・処置等2 なし
44 9.3 8.52 0 71.57  
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 26 6.38 7.75 0 71.54  
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2 なし 23 4.74 5.42 0 41.04  

消化器内科では、小腸大腸の良性疾患の患者様が多く治療をされております。また、胆道・肝臓疾患の多くの患者様が専門的な治療をされております。

眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり 片眼 276 2.05 2.84 0 76.02  
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患 手術あり 両眼 27 2.37 5.39 0 74.3  
020150xx97xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術あり 16 3 3.22 0 12.31  
020150xx99xxxx 斜視(外傷性・癒着性を除く。) 手術なし - - 10 - -  
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.2 - -  

眼科では、白内障の手術を受ける患者様が最も多く、水晶体再建術、(眼内レンズ挿入等)の手術は年間約300例となっております。次いで、斜視手術(2泊3日)で入院される小児の患者様となっております。

耳鼻咽喉科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 105 9.55 5.43 0.95 39.55  
030428xxxxxxxx 突発性難聴 49 16.29 9.02 0 53.78  
010061xxxxx0xx 一過性脳虚血発作 手術・処置等2 なし 41 16.37 6.24 0 60.32  
030390xx99xxxx 顔面神経障害 手術なし 26 16.31 9.26 0 50.54  
030425xx99xxxx 聴覚の障害(その他) 手術なし 24 15.13 8.05 0 49.46  

耳鼻咽喉科では、突発性難聴等の急性感音難聴やめまいなど内耳障害、また扁桃周囲膿瘍や扁桃炎等の患者様が治療を受けておられます。

神経内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060xxCCPM04 脳梗塞(04) 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(4)
副傷病:なし/水頭症等(1) 他
12 -   - -  
010060xxCCPM05 脳梗塞(05) 手術なし 処置1なし 処置2:ラジカット(4)
副傷病:肺炎等(2) 他
5 -   - -  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2 なし
定義副傷病 なし
4 -   - -  
040081xx97x1xx 肺炎等(04) 75歳以上の市中肺炎 手術なし
処置2なし 重症度:中
3 -   - -  
010040x099001x 非外傷性頭蓋内血腫 JCS10未満 手術なし
処置1なし 処置2なし 副傷病:肺炎等
2 -   - -  

神経内科では、脳梗塞後の後遺症患者様が多く治療を受けられております。レビー小体型認知症・アルツハイマー型認知症の患者様も多く治療を受けられております。
認知症患者様に対して、認知症ケアに係る専門知識を有した神経内科医、看護師等からなるチームを結成し、患者の入院前の生活状況等を情報収集しその情報を踏まえたアセスメントを行い、看護計画を作成し、その際行動・心理症状がみられる場合にはその要因をアセスメントし、症状の軽減を図るための適切な環境調整や患者とのコミュニケーションの方法について検討をいたしております。

皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1 なし 8 - 12.51 - -  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 4 - 8.98 - -  
030180xx99xxxx 口内炎、口腔疾患 手術なし 1 - 7.89 - -  
070560xx99x00x 重篤な臓器病変を伴う全身性自己免疫疾患 手術なし
手術・処置等2 なし 定義副傷病 なし
1 - 15.58 - -  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)
皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2 なし
1 - 8.16 - -  

皮膚科では、帯状疱疹などのウイルス性疾患や蜂窩織炎などの細菌性疾患の他、重度の褥瘡等にも対応しております。皮膚科部長と看護師を中心に褥瘡回心を行い、褥瘡の発生しやすい方や褥瘡をお持ちの方には、褥瘡予防と治療の両面から、褥瘡の発症率を減少させる活動を行っています。

糖尿内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)
 (末梢循環不全なし。)
95 -   - -  
100080 その他の糖尿病 末梢循環不全なし 5 -   - -  
100060 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)
 (末梢循環不全なし。)
2 -   - -  
100081xxCCPM02 その他の糖尿病 末梢循環不全あり(02) 手術なし
処置2:インスリン注射(1) 85歳未満
1 -   - -  
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡
処置2なし 副傷病なし
1 -   - -  

糖尿病教育入院では、患者さんの実情に応じて、3日から2週間の期間設定でクリニカルパスを使用した予定入院を行い、糖尿病教室等で食事を含む生活習慣の改善を目指します。30年度は約90例となっております。また、周術期血糖コントロールや妊娠糖尿病、内科的合併症などの治療を行っております。

3.初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 30 14 16 - 88 - 1 7
大腸癌 37 23 129 208 78 77 1 7
乳癌         -   1 7
肺癌       - -   1 7
肝癌 -       43 - 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

-UICC病期分類-
国際対がん連合(UICC)によって定められた「原発巣の大きさと進展度(T)、所属リンパ節への転移状況(N)、遠隔転移の有無(M)の要素によって各癌を0期~Ⅳ期の5病期(ステージ)に分類するものです。
≪解 説≫
現在、日本で最も罹患率の高い5つのがん(肺・胃・肝・大腸・乳)の病期分類(ステージ)と再発の症例数を集計したものです。
※病期(ステージ)とはがんの進行を表しています。
胃がん・大腸がんが最も多く、次いで肝がん、肺がん、乳がんとなっております。
当院の特徴といたしましては、ステージⅠの割合が多いことです。
手術では内視鏡的な切除と腹腔鏡下等の手術を行っております。
これは、精度の高い内視鏡診断と治療が行われているからです。
当院は、「地域がん診療連携推進病院」として、幅広いがんを積極的に診療しており、手術だけでなく、抗がん剤治療も行っています。
また、緩和ケアにも積極的に取り組んでいます。癌に伴う身体的・精神的な苦痛を緩和するための治療および、ケアを提供しており、疼痛コントロールも行っております。

4.成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 19 8.37 53.21
中等症 93 19.6 84.19
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -

重症度の分類条件重症度0:日本呼吸器学会A-DROPスコアが無いもの
重症度1:日本呼吸器学会A-DROPスコアを1つ有するもの
重症度2:日本呼吸器学会A-DROPスコアを2つ有するもの
重症度3:日本呼吸器学会A-DROPスコアを3つ有するもの
重症度4:日本呼吸器学会A-DROPスコアを4つ有するもの
重症度5:日本呼吸器学会A-DROPスコアを5つ有するもの

5.脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 43 36.74 74.6 21.28
その他 - - - -

≪解 説≫
脳梗塞とは脳に十分な血液が供給されなかったために脳が損傷を受けた状態を指します。広い意味での脳梗塞に分類される病態には脳に血液をおくる動脈が細くなったり詰まったりして脳に十分な血液が供給されていないもののまだ脳は損傷を受けておらず、そのまま放置した場合に脳が損傷を受ける可能性があるものがあります。このような場合に細い動脈を拡げたり、十分な血流が得られていない領域に他から血管をつないで血流を供給するなどの治療が行われます。後遺症が残ることも多く、長期間のリハビリテーションが必要になります。

6.診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 等 81 1.48 3.11 1.23 66.11  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 68 1.12 4.88 0 62.21  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 57 4.58 10.04 0 70.74  
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 等 36 0.53 3.81 0 30.39  
K655-22 腹腔鏡下胃切除術 悪性腫瘍手術 30 2.27 11.63 0 72.73  

外科では、最も多い手術はヘルニア手術で81名の患者様を手術しております。続いて、腹腔鏡下胆嚢摘出術となっております。その他に、大腸がんに対する結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術)・腹腔鏡下虫垂切除術(虫垂周囲膿瘍を伴わないもの)、腹腔鏡下胃切除術(悪性腫瘍手術)を行っております。

産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 100 9.01 9.98 0 34.3  
K867 子宮頸部(腟部)切除術 69 1 3 0 43.07  
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 等 67 8.13 10.55 0 33.19  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの 等 66 1.08 6.29 0 38.95  
K877 子宮全摘術 49 1.08 10.45 0 47.41  

最も多いのは帝王切開術になります。予定と緊急を合わせると167件となります。次いで、子宮頸部の切除術、腹腔鏡下の卵巣の良性腫瘍摘出術、子宮全摘術となっております。

整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 等 207 2.05 26.84 0.97 73.76  
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 63 4.33 30.08 17.46 79.78  
K079-21 関節鏡下靱帯断裂形成手術 十字靱帯 等 36 1 18.58 0 27.92  
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術
 (多椎間又は多椎弓の場合を含む。)
後方椎体固定
27 1.63 26.93 3.7 66.33  
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 等 20 3 13.35 0 51.3  

最も多いのは、膝疾患に関する手術です。人工関節による手術や、関節鏡下の手術になります。
次いで、大腿部の頸部骨折等の手術になります。

消化器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
 長径2センチメートル未満 等
54 1 1.96 0 69.33  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術
 長径2センチメートル以上 等
45 1.07 2.56 0 66.91  
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術
早期悪性腫瘍粘膜下層剥離術
44 1.11 7.18 0 71.39  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 34 2.94 9.5 11.76 80.35  
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 等 23 1.7 6.87 4.35 74.65  

消化器内科で最も多い手術は内視鏡による大腸のポリープ切除となっております。平均4泊5日での治療となっております。次いで、内視鏡的胆道ステント留置術です。結石や腫瘍で総胆管が詰まり胆汁の流れが悪くなったとき、内視鏡により胆管にステントという管を留置して、胆汁や膵液の流れを良くする手術です。

眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 301 0.01 1.07 0 75.96  
K2423 斜視手術 前転法及び後転法の併施 等 9 - - - -  
K2422 斜視手術 後転法 等 5 - - - -  
K2424 斜視手術 斜筋手術 3 - - - -  
K214 霰粒腫摘出術 2 - - - -  

眼科では水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他)を年間301例施行しております。平均入院期間は2日間となっております。
斜視手術(2泊3日)で入院される小児の患者様も手術を受けられております。

内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 83 1.7 4.47 0 69.07  
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの 等 25 0.92 4.88 4 69.56  
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術 不安定狭心症に対するもの 11 0.09 13.73 0 70.36  
K597-2 ペースメーカー交換術 8 - - - -  
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術 急性心筋梗塞に対するもの 等 7 - - - -  

最も多いのは、循環器疾患に関する手術です。急性心筋梗塞や狭心症に対し心臓カテーテル検査を行い、狭くなった冠動脈を血管の内側から拡張するためにステントやバルーンを留置するものであり、低侵襲的な治療法を多くの患者様が受けられております。

小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9131 新生児仮死蘇生術 仮死第1度のもの 等 68 0 24.41 4.41 0  
K9132 新生児仮死蘇生術 仮死第2度のもの 8 - - - -  
K7151 腸重積症整復術 非観血的なもの 5 - - - -  
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最も多いのは、新生児仮死蘇生術です新生児仮死とは、出生時の新生児にみられる呼吸,循環不全を主徴とする症候群のことをいいます。
大半は、胎児の低酸素・虚血に続発するもので、一般的なスコアで評価し、処置を行います。
産婦人科と小児科の連携があるため、管理を行うことができます。
次に多いのは、腸重積症整復術です。
腸重積症に対してエックス線透視下で行われる処置です。

皮膚科

Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2センチメートル未満 2 - - - -  
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術 単純切除 1 - - - -  
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両性の皮下腫瘍摘出術を行っております。部位、大きさ、腫瘍の種類や状態により手術方法は変わります。

7.その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 16 0.23
180010 敗血症 同一 11 0.16
異なる 13 0.19
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -

≪解 説≫
この疾患は播種性血管内凝固、敗血症、真菌感染症、手術・術後の合併症について入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病)の同一性の有無を区別して症例数と発生率を示したものです。
播種性血管内凝固症候群は本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、様々な重症の基礎疾患のために全身の血管内で無秩序に起こる症候群のことです。基礎疾患で入院治療中に病状が悪化して発症する場合が多くみられるため、早期診断と早期治療が求められます。
敗血症とは、肺炎や腎盂腎炎など生体のある部分で感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす症候群です。背景として悪性腫瘍、血液疾患、糖尿病、肝・腎疾患、膠原病といった基礎疾患がある場合、あるいは未熟児、高齢者、手術後といった状態である場合が多いとされています。真菌症とは、カビの一種です。一般に、免疫機能が正常であれば、真菌感染症が体の奥の器官まで広がることはありません。
手術・処置等の合併症とは、手術や検査などの後,それらがもとになって起こることがある病気です。手術や検査の際のミスで起きた疾患とは別のものとなります。

更新履歴

令和元年9月30日  新規作成